本校について


 教育理念 

ポートランド日本語継承学校は、国際結婚家庭、永住者家庭環境など、家庭で日常日本語を使っている子供たちを対象にした学びの場です。 多様な文化背景を持つ子供たちが、多文化を尊重し、ポジティブなアイデンティティとして日本語と日本の文化を学べる場を提供します。 日本語を、国語や外国語としてではなく、親から引き継いでいく言語 「継承語(Heritage Language) 」 として学ぶ第三の学習環境の場だと考えています。 生涯を通じて日本語と関わり、将来国際社会で活躍できる人材を育てることを目標としています。


 本校の特徴 

• K-1年生、2-3年生、4-5年生、中等部の復学年式の4クラスを設けています。
• 少人数制で、子供たちの普段の生活に基づいたテーマに沿って学習しながら 、「話す」 「聞く」「読む」「書く」の4技能を習得します。
• 実験、実習、観察、調査などのアクティビティを通して「生きた日本語」を身につけます。
• オレゴン州のカリキュラムを学習内容に織りこみ、現地校で学んだ知識を生かすことにより、日本語の理解がさらに深まります。
• 学年の枠を超えた活動を通して、お互いに学び助け合う環境を作ります。
• 子供たちが日本語を「話したい」、「聞きたい」、日本のことを「知りたい」と思えるカリキュラム作りに力を入れます。

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 合同アクティビティの時間 

当校では、授業の最後15分間を「合同アクティビティ」の時間とし、クラスの枠を超え、 全員で歌や文化的な行事について学ぶ時間を設けています。年齢の違う子供同士が日本語で交流する場を作ることで、上級生が下級生に日本語で指導する機会が生まれ、下級生にとっては上級生が日本語を学ぶ「お手本」となります。

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 保護者のご協力 

継承語学習には家庭での保護者のご協力がとても大切です。限られた時間で継承語として日本語を学んでいくためには、普段から日本語を「使う」機会がとても貴重な時間になります。また、保護者が子供の学習を支え、理解していくことで、さらに子供のやる気をのばすことにもなります。継承学校は日本語の種をまく場、家庭はその種を育てる土壌だと考えています。

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